地球だって大変だ。

働かなくても腹はへる。 プログラミング/読書/雑駁

映画 キッズリターン

 この前、再放送がBSであったので頭に浮上してきた。

北野武の映画で所謂、青春映画らしい。


僕はこの映画がとても印象に残ってて落ち込んだときにまーちゃんの台詞を思い出す位には好きだ。


内容はシンプル。人生のある時期の浮沈と絶頂を切り取って顕微鏡で観察したような作品だ。


 二人の主人公を軸に片方はヤクザ、片方はボクサーの道へと向かうのだが、人生が平坦ではない事がこの映画でよく解る。


結果的に二人ともある程度の成功をしかけるものの、誘惑に負けたり、血気盛んに突っ走ったりと失敗、挫折をしてしまう。


この映画が良いなと思う所は身近に感じられる挫折や失敗を劇中で描いて、そのリカバリーに成功してる。所だ。

また、主人公達以外の登場人物たちの進路や夢も同時的に進行していて、そこでも、成功と挫折や失敗が描かれる。その演出の仕方も現実的で観ていて情緒に触れてくる。


この映画で僕が感じた事は成功も失敗も挫折も人生の一部分でしかないという事である。

劇中の最後の台詞もそれを物語っていて、観てるこっちも勝手に鼓舞される。