アルバイトの面接に行った話し
上記の通りにアルバイトの面接に行きました。
大手のソシャゲ会社のサイトパトロールのお仕事なのだが、多分落ちただろうと思う結果が楽しみだ。
面接と筆記テストがあったのだが、あまりの緊張で話しは吃るし、タイピングテストはぐだぐだになるし、脇汗は出続けるしと頭の中は混乱し、ショートするというトリップを久しぶりにした。
面白い体験だった。
面接で聞かれた事と敬語について感じた事を少々。
まず、僕は敬語を無理に使う必要はないと考えていて、使っても丁寧語で喋れればOKと考えている。
何故なら、言葉の本質は中身であって中身の意味が相手に通じるのであればそれでいいわけで、敬語が出来てないぞ!!と相手に強いるのは間違っているような気がするのですね。
もちろん、敬語を蔑ろにしてるわけではなくて、大多数の人は敬語を使う事の方が理にはなるとは思う。
ほぼ、会社の中でしか使わないと思うけどね。
さて、面接の質問内容なんだけど、かれこれ7年間あんまり仕事してこなかったから、根掘り葉堀り聞かれるのかと思ったら、あんまり聞かれなくて、良かった。
圧迫面接されるんじゃないかと思ってたからただの杞憂だった。
ニートやブランクが長く働いてなかった人もそこら辺はあんまり聞かれるもんじゃないから安心していいのかもしれない。
面接の中で長所と短所をお答え下さいと言われたのだが、パッと私はこうこうこういう人でこれが苦手だなんてすんなり出て来るものなのだろうか。
自分は常に揺らいでいるし、時間や世界の動静などから、長所だったものが技術的に子供でも可能になることだってあるし、短所を克服する事だってある。
人間は常に同じ場所にはいられない。諸行無常が世の常だ。
なのに、長所と短所を教えて下さいと問われる。
これは、あなたの(今確定してると思われる)情報を教えて下さいと問われるのと同じ事だと思われる。
これに対しての自分の素直な考えはこうだ。
それは、自分が考える事ではなくて自分と相対してる相手が自分に対しての長所と短所を決めているんではないの。
つまり、自分の価値は(この場合は長所と短所)相手が決めるということだ。
この判断が出来るのは、相手と過ごす時間の長さが関係している。
面接では、相手との時間の付き合いなんてない初対面だからこの判断はできない。
ならば、長所と短所は貴方達が私を雇って三か月程して感じて確かめて見てくださいと答える事も出来て愉快だ。
実際に作家の塩野七海さんはこれに似た事を実践してる。
生きてる間は人間は情報にはならないのに、どうにも人には人を自己の中で確かめたい規定したい曖昧なままにしたくはないという性質があるみたいだ。
まとめよう、人間は生きてる間は情報ではない。
常に揺らいでいる。自分の死期を悟った時、死ぬ瞬間に道が無くなる。これ以上生きれないから道が行き止まりになり、自分が歩いてきた道がわかる。その中で自分の過去を振り返って僕はこうこうこういう人でこうだったんだなと分かるわけだ。
これが人が情報になる事だと思うんだよね、うん。
これを面接で理路整然と喋りたかった。
書いてスッキリした。
面接で出されたコーヒーは美味しいかったです。